(1) 候補者の基本条件は原則として次のとおりとする。
フェロー制度に関する規定第2条の候補資格に該当し、現在も活動している会員(年齢制限は特に設けないものとする)。
(2) 候補者の主たる貢献を評価する分野は次の何れかが満たされていることとする。
@ 学術的業績による貢献を主として評価する分野(大学・研究所等の会員)
A 技術的業績による貢献を主として評価する分野(企業、特に現業部門の会員)
B 上記@Aにまたがる分野
C 社会および本会における活動を評価する分野
D 上記各項に分類できない分野、あるいは総合的な業績
(3) 否決されたものも、その後の新しい貢献が加わった場合は、あらためて推薦するのを妨げない。
2.フェロー選考委員会
(1) フェロー選考委員会は次の5名で構成し,委員については理事会の承認を得るものとする。
@ 委員長 1名(副会長)
A 副委員長 1名(理事)
B 委員 3名(委員長の指名による正員)
(2) 予め提出された推薦書をもとに 選考委員会で議決し,その結果を理事会に報告する.ただし,全員一致でない場合は、これを付して理事会に報告する。
選考委員会における審査は全員出席を原則とするが、止むを得ない事情があると認められた場合は書面による審査意見の提出によってこれに代えることが出来る。
(3) 選考の経過並びに内容については公表しない。
内規1の選考基準について、選考の基本(共通)事例として次のとおりとする。
@ 溶接学会の本部各賞、支部各賞、研究委員会各賞のいずれかの受賞実績があること。
A 英国溶接研究所や米国溶接協会、その他で既にフェローとなっている会員。
B 社会的に評価の高い発明あるいは技術・製品開発があること。
C 社会的に評価の高い論文、著作、出版物があること。
D 国際会議・大きな国内会議での組織委員長等を務めた経験があること。
E 本会の役員、研究委員会委員長、支部長等を務めた経験があること。
F 認定時に年会費とは別に3〜5年分会費相当額以上の財政支援が期待できる会員。
G 候補者の年齢は、原則として、50才以上とする。