溶接学会誌

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１９９８年　Vol．６７，No．４

目次

会長就任挨拶…………………３
新名誉員…………………４
新特別員…………………５
各賞受賞者紹介…………………６

秋季全国大会を前にして
　実りの秋の新潟へ是非おでかけください
　　　　　渡辺　健彦…………………３９

視　　点
　研究生活４０年を顧みて
　　　　　中村　治方…………………４２

エンジニアリングデータシート
　タングステン合金と銅合金との摩擦圧接
　　　　　有年　雅敏・沖田　耕三・池内　建二…………………４４

連載講義
　抵抗スポット溶接施工および品質評価技術
　　抵抗スポット溶接のインプロセス品質制御技術
　　　　　藤井　孝治・西田　順紀…………………４５

実用講座
　アーク溶接の高品質化
　　パルスマグ溶接　　　　　三田　常夫…………………５０
　　ウィービング溶接　　　　　西　　泰彦…………………５５

解　　説
　新接合法，Friction Stir Weldingに関する最近の開発状況
　　　　　篠田　　剛…………………６０

特　　集
　プラントの損傷事例と対策
　　石油化学プラントにおける損傷と対策
　　　　　山本　栄一…………………６４
　　原子力発電所のプラントライフマネジメント
　　　　　松枝　啓之…………………６９
　　火力発電プラント溶接部のクリープ損傷事例と寿命管理
　　　　　佐近　淑郎…………………７３
　　清掃工場および液体アンモニア貯蔵施設における割れ事例と対策
　　　　　友野　　裕・堀田　隆一…………………７７

若手会員のWELNET…………………８１
学会関連行事カレンダー…………………８３
会　　告…………………８４
会　　報…………………８６
総会議事報告

Vol．６７　No．４　June，　１９９８

Contents

The Address by the President in General Meeting…………………３
New Honorary Member…………………４
New Special Member…………………５
Prize Winner…………………６
Welcome to Niigata
　　　　　Takehiko WATANABE…………………３９

Angle
　　Looking Back upon my Research Life for ４０ Years
　　　　　Harumasa NAKAMURA…………………４２

Engineering Data Sheet…………………４４

Serial Lecture Paper
　　Inporcess Quality Control System in Resistance Spot Welding
　　　　　Koji FUJII・Yoshinori NISHIDA…………………４５

Lecture for Practical Engineer
　　Pulse MAG Welding
　　　　　Tsuneo MITA…………………５０
　　Weaving Welding
　　　　　Yasuhiko NISHI…………………５５

Introduction
　　Recent Development of New Joining Process Friction Stir Welding
　　　　　Takeshi SHINODA…………………６０

Technical Information－Special Issue－
　　Protection for Damage of Welded Equipment at Chemical Plants
　　　　　Eiichi YAMAMOTO…………………６４
Plant Life Management PLM for Nuclear Power Plants
　　　　　Keiji MATSUEDA…………………６９
Creep Damage and Life Assessment of Fossile Power Plant
　　　　　Toshio SAKON…………………７３
Cracking and its Prevention in Each Case of Incineration Plant or Liquid Ammonia Storage Tank
　　　　　Yutaka TOMONO・Ryuichi HORITA…………………７７

WELNET for Young Members…………………８１
Calendar of Event…………………８３
Society Announcements…………………８４
Society News…………………８６

学会関連行事カレンダー

7月８日………６７巻３号
第２５回コロージョンセミナー「エネルギー産業を支える防食技術」

7月10日………６７巻４号
シンポジウム「廃棄物の再資源化」

7月14日～16日………６７巻３号
溶接工学夏季大学

7月16日～17日………６７巻２号
第１４回海洋工学シンポジウム

7月23日～24日………６７巻２号
第３４回X線材料強度に関するシンポジウム

8月６日～８日………６７巻３号
第９回電顕サマースクール「極微構造解明の新展開」

8月26日～27日………６７巻１号
平成１０年度技術士第二次試験

9月３日～４日………６７巻３号
第４２回日本学術会議材料研究連合講演会

9月３日～４日………６７巻４号
第６回機械材料・材料加工技術講演会

9月13日～19日………６７巻４号
IIW年次大会（ハンブルグ）

10月７日～９日………６７巻４号
秋季全国大会（新潟）

10月11日………６７巻４号
平成１０年度技術士第一次試験

10月24日～26日………６７巻３号
IIW地域会議（イラン）

10月28日～30日………６７巻３号
第２４回疲労シンポジウム

11月10日～11日………６７巻３号
特別研究会シンポジウム「極限材料の構造化」（東京）

11月19日～20日………６７巻２号
第６回鋼構造シンポジウム

11月21日～23日………６７巻４号
第４９回塑性加工連合講演会

11月26日～27日………６７巻４号
金属学会セミナー「凝固理論と応用　Ⅲ」

12月８日～９日………６７巻４号
第１６回材料・構造信頼性シンポジウム

平成11年2月１日～３日………６７巻４号
第１回エコデザイン及びインバース・マニュファクチャリングに関する国際シンポジウム

5月24日～28日………６６巻７号
PTM　’９９

6月13日～19日………６７巻４号
Inter　PACK　’９９

会　　告

　1.　アドホック研究会発足のお知らせ　

　先に本誌第２号で公募しておりました平成１０年度より発足したアドホック研究会について，応募のありました研究テーマの中から，下記の二件の研究会を発足することになりました．各研究会につきましては記載の主査のもと研究会が構成されていますが，各研究会についてご興味のある会員は，主査宛に直接ご連絡下さい．

　なお，前回の公募は４月末日にて締め切りましたが，今後は適宜受け付けることにいたしました．アドホック研究会として設立を希望する研究テーマをお考えの会員は，溶接学会事務局へお問い合わせ下さい．

「固体間凝着現象」研究会

１．目的と内容
　固体間凝着現象は接合の本質であり，その応用は，原子間顕微鏡をはじめ，究極の無加熱・無加圧接合，マイクロマニピュレーション，リバーシブルインターコネクションと多岐にわたる．
　これらの技術はこれからの時代に欠かせないことは言うまでもない．しかし，それらの研究にたずさわり，貴重な成果をあげている研究者は，相異なる様々な学協会を中心に活動しており，固体間凝着現象という共通の基礎現象に基づいているにもかかわらず，お互いの情報を有効に活用できていない．
　そこで本研究会では，固体間凝着現象に関連する研究の現状とその問題点および今後の課題についての情報交換をすることにより，固体間凝着現象に関する知見を深めるとともに，それを広く社会に還元する事を目的とする．

２．研究期間
　平成１０年開始月（６月予定）より１年間

３．主査及び委員構成
　高橋邦夫主査（東京工業大学），委員：須賀唯知（東京大学・先端研），大橋修（新潟大学），木塚徳志（名古屋大学），高木秀樹（機械技術研究所），宮崎英樹（東京大学・先端研），細田直江（東京大学・先端研），平野元久（ＮＴＴ入出力システム研究所），藤沢悟（機械技術研究所），森下広（エイチ・エム・アイ）

４．研究会問い合わせ先：
　連絡先住所
　〒１５２－８５５２　東京都目黒区大岡山２－１２－１
　東京工業大学工学部開発システム工学科
　助教授　高橋邦夫
　Ｔｅｌ/Ｆａｘ：０３－５７３４－３９１５
　Ｅ-ｍａｉｌ：ｔｆｋａｈａｋ＠ｍｅｐ.ｔｉｔｅｃｈ.ａｃ.ｊｐ
　http： //www.mep.titech.ac.jp/KTakahashi/home.html

「ベイズ推定とニューラルネットワークの組み合わせによる溶接部の特性評価」研究会

１．目的と内容
　溶接冶金現象は一般に急速な昇温・冷却過程であらゆる冶金現象（溶融，スラグ／メタル反応，凝固，固相変態，析出等）を経験する複雑かつ動的な現象であり，解析的，決定論的なモデルの構築が困難である．
　一方，産業界ではこれまで培った膨大な実験データが存在し，技術開発の効率化・省力化のためにそれらをデータベース化し，有機的に活用することと次世代へ有効に伝承することが求められている．
　本研究ではこれらのニーズに対処するため，ベイズ推定とニューラルネットワークを組み合わせた全く新しい手法によりデータを処理し，任意の条件で溶接部の特性を評価できるシステムを構築することを通して，将来の革新的新材料開発のためのシーズ発掘に・繋げることを目的としている．
　本手法の特徴は，ベイズ推定により予測値のエラーバーが計算可能になったことにあり，本研究ではこの特徴を利用してデータベースの再構築という新たな応用分野へ適用することを試みる．また，非線形関数の組み合わせであるニューラルネットワークの特徴から，パラメータが多く複雑な現象であればあるほど威力を発揮するこの手法を，溶接の現象，特に溶接部の特性の評価に適用するのは非常に有効であると考えられる．
　本研究では，溶接部の様々な特性の中で，鋼溶接金属の機械的特性（強度，靭性，硬度等）を中心に検討を行う．

２．研究期間
平成１０年６月１日～平成１１年５月３１日

３．主査及び委員構成
　藤井英俊主査（大阪大学），市川和利副主査（新日本製鉄），津村卓也幹事（大阪大学），委員：H. K. D. H. Bhadeshia（ケンブリッジ大学），梅沢修（金属材料技術研究所），松本大平（大阪大学）

４．研究会問い合わせ先
　大阪府茨木市美穂ヶ丘１１－１
　大阪大学接合科学研究所　藤井英俊
　Tel. & Fax：０６－８７９－８６５３，
　e-mail：fujii＠jwri.osaka-u.ac.jp

　2.　協賛行事案内　

●行事名　○開催日／申込締切　■開催場所　□問い合わせ先

●第２５回コロージョンセミナー「エネルギー産業を支える防食技術」　○平１０．７．８/５．２９　■当間高原リゾート「ペルナティオ」（新潟）　□腐食防食協会　TEL　０３－５８１８－６７６５

●シンポジウム「廃棄物の再資源化」○平１０．７．１０　■住友金属工業（株）（東京）　□日本金属学会　TEL　０２２－２２３－３６８５

●第１４回海洋工学シンポジウム　○平１０．７．１６～１７　■中央大学記念会館（東京）　□日本造船学会　TEL　０３－３５０２－２０４８

●第３４回X線材料強度に関するシンポジウム　○平１０．７．２３～２４/４．２４　■日本材料学会（東京）　□日本材料学会　TEL　０７５－７６１－５３２１

●第９回電顕サマースクール「極微構造解明の新展開」　○平１０．８．６～８　■久留米大学（福岡）　□久留米大学事務局　TEL　０９４２－３１－７５４１

●平成１０年度技術士第二次試験　○平１０．８．２６～２７／平１０．３．２３～４．３　■全国主要都市　□日本技術士会　TEL　０３－３４５９－１３３３

●第４２回日本学術会議材料研究連合講演会　○平１０．９．３．～４/６．１５　■日本学術会議（東京）　□日本材料学会　TEL　０７５－７６１－５３２１

●第６回機械材料・材料加工技術講演会　○平１０．９．３～４　■立山国際ホテル（富山）　□富山県立大学　松岡　TEL　０７６６－５６－７５００

●平成１０年度技術士第一次試験　○平１０．１０．１１/５．７～１５　■全国主要都市　□日本技術士会　TEL　０３－３４５９－１３３３

●第２４回疲労シンポジウム　○平１０．１０．２８～３０/６．１９　■ホテル海の中道（福岡）　□日本材料学会　TEL　０７５－７６１－５３２１

●第６回鋼構造シンポジウム　○平１０．１１．１９～２０/５．１５　■建築会館ホール（東京）　□日本鋼構造協会　TEL　０３－３２１２－０８７５

●第４９回塑性加工連合講演会　○平１０．１１．２１～２３／平１０．７．２４　■東京都立大学（八王子）　□日本塑性加工学会　TEL　０３－３４０２－０８４９

●金属学会セミナー「凝固理論と応用 Ⅲ」　○平１０．１１．２６～２７／平１０．１１．１０　■化学会館（東京）　□日本金属学会　TEL　０２２－２２３－３６８５

●第１６回材料・構造信頼性シンポジウム　○平１０．１２．８～９／平１０．９．４　■大阪大学コンベンションセンター（吹田）　□日本材料学会　TEL　０７５－７６１－５３２１

●第１回エコデザイン及びインバース・マニュファクチャリングに関する国際シンポジウム　○平１１．２．１～３　■早稲田大学（東京）　□（財）製造科学技術センター

●PTM'９９　○平１１．５．２４～２８　■京都パークホテル（京都）　□日本金属学会　TEL　０２２－２２３－３６８５

●Inter PACK’９９　○平１１．６．１３～１９　■米国ハワイ州マウイ島　□東北大学　坂真澄　TEL　０２２－２１６－８１０１